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Smart City Tokyo Startup Pitch レポートSmart City Tokyo Startup Pitch レポート

1. 概要

東京コンソーシアムでは、2022年12月20日に、スタートアップや支援する様々なプレーヤー(企業、VC、大学、自治体等)を対象に「Smart City Tokyo Startup Pitch」を開催いたしました。当日は、東京に拠点を置き活躍されるスタートアップ5社の経営者の方々に御登壇頂き、都市や社会が抱える課題と独自の具体的なソリューションについてプレゼンして頂きました。ご来場された皆様、オンライン参加の皆様との、闊達なQ&Aを通し「スマート東京」を実現させるためのアイディアを醸成する場になりました。

2. イベント実施概要

東京コンソーシアムにおける「Smart City Tokyo Startup Pitch」の位置付け

東京コンソーシアムの目標は「東京がスタートアップ・エコシステムのグローバル拠点都市としての地位を確立する」ことです。東京には、国内トップ大学の3割、Fortune Global500企業(世界2位)が集積しており、スタートアップを育む資源が豊富にあり高いポテンシャルをもっています。

東京コンソーシアムでは、これらの資源をより効果的に連携するため、①「点」x「深さ」のディープ・エコシステムと②「面」のエコシステムの構築を整備・推進しています。①は各分野に精通した先進的プレイヤー同士(スタートアップ、大学や大企業等)をつなぐことでイノベーションを創出します。

イベントイメージ

東京コンソーシアムでは海外展開を視野にいれユニコーン級へ成長すると期待されるスタートアップ5社を「ディープ・エコシステム」支援対象企業として採択・支援しています。「Smart City Tokyo Startup Pitch」では、グローバルエコシステムのキーメンバーの一翼を担うスタートアップによる課題認識や具体的なソリューションを御提案頂きました。また②「面」のエコシステムとしては大企業やスタートアップを含めた東京コンソーシアム会員(414社、2022年9月末時点)同志の交流や国や東京圏の都市、大学等との相互連携を支援し広域なプラットフォームを整備しています。

「スマートシティ」とは何か?

日本政府の推進するスマートシティとは「AIやIoTの様な新技術やデータ連携等により、都市が抱える課題解決や新価値創出を経済的にも持続的に行おう」とするものです。これらの推進によってSociety5.0を実現し、ひいては個々人や世界の人々のWell-Being(幸せに生きる)を実現するものです。Society5.0は、日本政府が提唱するコンセプトで「現実空間と仮想空間が一体となり、様々な社会問題の解決と経済発展を実現する社会」のことです。実際には 現実空間の情報がセンサーやIoT機器を通じて仮想空間に集積され、ビッグデータはAI等で解析され現実空間に還元していく仕組みです。

スマートシティについて

東京都が推進する「スマート東京」は、デジタルの力でサービスの質や都民のQOLを上げようとするものです。代表的な取り組みとして「つながる東京」、「街のDX」、「行政のDX」があります。これは東京都全体をインターネットで包み込む「デジタルの道」で公共施設や都民サービスのデジタル化の推進、防災・ヘルスケア・教育・自動運転の社会実装等の先端事業の取り組み等を行おうとするものです。

スマートシティの機能は7つの観点に整理できます。具体的には①教育・研究②事業創造③交通・モビリティー④健康・医療⑤安心・安全⑥機構変動⑦資源循環・生物多様性です。

これらの機能は、切り口は異なるもののEUと日本で通じるものがあります。登壇された5社は各社、物流(③)、観光(②)、防災・防犯(⑤)、脱炭素・省エネルギー(⑥)、住宅・建築(⑥)に関係する事業を手掛け、夫々の独自視点とテクノロジーで社会課題を解決され様としています。

スマートシティを支えるご登壇スタートアップ5社のご紹介

Gaussy

Gaussy(東京都港区)は、フレキシブルな物流を目指し、倉庫ロボットのサブスク「RoboWare」と倉庫のシェアリングサービス「WareX」を展開しています。物流は季節変動が大きく、個社が所有する固定的な資産・リソースをITの力で社会的に全体最適化しています。

アースアイズ

アースアイズ(東京都港区)は、「AIカメラ」と独自の「3D空間把握技術」で、「店舗管理」「万引き対策」「介護見守」等のサービスを展開しています。カメラ情報と空間把握技術で、人の感覚に近い情報処理を可能とし、危険な事象を検知・検出し、予防的に発報・通知をしてくれる監視ソリューションです。

inQs

inQs(東京都港区)は、環境に優しい特殊な発電材料を用い「透明発電ガラス」と「低照度発電デバイス」を開発するスタートアップです。透過率70%以上の透明発電ガラスは既存ビルの内窓として設置することで、ビル共用部の電力や災害時の非常用電力を供給します。また低照度発電デバイスは、蛍光灯照明でも発電が可能で、電池交換の心配や配線の煩わしさを無くしスーパーの価格表示や防爆仕様のIoTデバイス(センサーや通信)の電源として利用が可能です。

matsuri technologies

matsuri technologies(東京都新宿区)は、空き家をオンラインで完結する民泊、住宅、宿泊施設としてお客様に提供するテクノロジー主導の新不動産モデルを展開しています。「StayX」は一般用居住不動産(2年程度の短期貸物件)を宿泊、仮住まい等の形で貸し出せる様にするソフトウエアです。コロナ禍、民泊等の短期インバウンド宿泊需要が無くなる中、替わりに一か月以上の賃貸ニーズ(出張・研修、一時帰国、仮住まい)に転用することで年間70%もの成長をしています。

センシンロボティクス

センシンロボティクス(東京都品川区)は、少子高齢化による労働人口の減少、インフラ老朽化等の社会課題を、空中・水中ドローン、小型ロボット、スマートセンサー等の先端テクノロジーを巧みに利用して、太陽光発電施設、送電網、石油タンクの様な広大なインフラ点検を効率的かつ安全、スピーディーに行うサービスを展開しています。彼らのコアは、前述のハードウエアを使いこなすソフトウエアプラットフォームにあり、データ管理やAI解析、3Dモデリング、リアルタイム映像配信等の機能群をモジュール化し、これら機能をワンクリックで操作するためのアプリケーション開発にあります。

ご関心頂ける場合は、各社HPにて詳細を御覧いただけると幸いです。

3. イベント情報

  • 開催日時
    12月20日(火)18:00~19:30
  • 登壇者
    Gaussy株式会社 CEO 中村遼太郎氏
    アースアイズ株式会社 代表取締役 山内三郎氏
    inQs株式会社 代表取締役社長 伊藤朋子氏
    matsuri technologies株式会社 代表取締役 吉田圭汰氏
    株式会社センシンロボティクス 代表取締役社長 CEO 北村 卓也氏

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  • 本件に関する問い合わせ先

    東京コンソーシアム運営事務局 tokyo_consortium@tohmatsu.co.jp
    運営受託者:有限責任監査法人トーマツ
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