令和6年度「グリーンスタートアップ支援」における支援対象企業の選定
東京コンソーシアムでは、スタートアップ・エコシステムの形成促進、 産学官によるスタートアップの創出・成長促進に取り組んでおり、令和4年度より「グリーンスタートアップ支援」の取組を推進しています。
この度、「グリーンスタートアップ支援」の対象の企業(スタートアップ)を選定しましたので、お知らせします。
1. グリーンスタートアップ支援の概要
グリーンスタートアップ支援とは、今後急成長が見込まれるグリーン分野等のスタートアップを選定の上で集中的に支援し、成長を後押しする東京コンソーシアム独自の取組です。
審査会で選定した企業に対して、国内のみならず海外展開を視野に入れ、国内外のベンチャーキャピタル・機関投資家や、先輩スタートアップなど、東京コンソーシアムのネットワークを活かした多様なメンバーによる2ヵ年に及ぶ集中的な支援を実施していきます。
2. 支援対象企業の概要
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【脱炭素・ESGのマルチプロダクトを提供し、サステナビリティ経営を支援】
・ CO2排出量見える化・削減・報告クラウド「ASUENE」を提供し、企業の算定工数削減とCO2排出量の削減・オフセットを支援
・ 「ASUENE ESG」を活用し、サプライチェーン全体のESG評価可視化・改善が可能。脱炭素・ESG支援をワンストップで提供
https://corp.earthene.com/
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・ アフリカの小規模農家に対して、農業資材を提供し、農作物で返済してもらうファイナンス事業を展開。自社開発の機械学習アルゴリズムに基づいた与信判断を実施し、業界最高水準の返済率を誇る
・ 融資先の農家とともに、リジェネラティブ農業の導入を推進し、炭素隔離による質の高いカーボンクレジットを発行
・ 衛星画像分析に特化したAI基盤モデルを駆使して、収量予測、病害検知、土壌成分把握等のソリューションも提供
https://www.degasafrica.com/
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・ トポロジカル物質の社会実装を目指す東大発スタートアップ。新材料を用いてエネルギー可視化および省エネルギー化を実現し、QX(量子トランスフォーメーション)を推進
・ 物質の特性を活かしたセンサーやデバイスの開発により、エネルギーの有効利用を促進し、持続可能な社会を目指す
https://www.topologic.jp/
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・ 一気通貫のサプライチェーン(生産・流通・販売)で、儲かる農業を構築。高収益・省力・環境配慮型の高密植栽培(りんご)大規模園地を運営(その他:キウイ、ぶどう、なし、もも、いちご、さつまいも)
・ 選果・流通で日本初の大型自動選果機を導入し、国内販売・輸出双方に最適化された独自オペレーションを構築(輸出先:アジアを中心に北米・欧州他)
https://nihon-agri.com/
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・ 1ギガトンのCO2を回収し、次世代に美しい地球を残すことを目指す企業。最新のDirect Air Capture(DAC)技術を開発し、大気中の二酸化炭素を低コストで高性能に回収
・ 回収したCO2は地中・コンクリートに固定して除去、もしくは合成燃料の原材料等としてカーボンリサイクル。気候変動の緩和を図り、持続可能な未来の実現に貢献
https://planetsavers.earth/
3. 審査会の体制
氏名は、敬称を省略した五十音順での記載となります。
審査員
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ANRI株式会社
Senior Associate(シニアアソシアエイト)
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TUS Holdings China Office
Vice Director(ヴァイスディレクター)
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MURAT AKTIHANOGLU
(ムラト・アクティハノグル)
Remarkable Ventures and ERA(リマーカブル ベンチャーズ、イーアールエー)
Co-Founder/Managing Partner(共同創業者、マネージング・パートナー)
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株式会社TBM
代表取締役社長
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YingQi Liang(Joy)
(リャン・ジョイ)
グローバル・ブレイン株式会社
Investment Group Principal(インベストメントグループ プリンシパル)
本件について、東京都にて報道発表がなされていますのでご参照ください。
グリーンスタートアップ支援 対象企業決定|東京都 (tokyo.lg.jp)
本件に対する問い合わせ先:
東京コンソーシアム運営事務局 tokyo_consortium@tohmatsu.co.jp
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