開催レポート:大企業の挑戦者が集う「Enterprise Action Meeting」

オープンイノベーションの「実践」にフォーカスした特別プログラム「Enterprise Action Meeting」が、Tokyo Innovation Base(TIB)にて開催されました。本プログラムでは、業界を牽引する大企業の担当者が集まり、共創のリアルな舞台裏や今後の展望について議論が交わされました。

概要

本セッションは、オープンイノベーションに関心を持つ企業担当者を対象に、清水建設、Google、ソニーグループ、ヤマトホールディングスの4社を招いて実施されました。成功事例だけでなく、現場での失敗談や最新のトレンドを共有するトークセッション、そして参加者同士が特定のテーマで深掘りするグループディスカッションの二部構成で展開されました。アンケートの結果、満足度は「大変満足」「満足」を合わせて約90%に達し、参加者の期待に深く応える内容となりました。

1. トークセッション:スタートアップ協業のリアルと未来

【テーマ】オープンイノベーションの始まりと、協業における成功・失敗の体験談

ユニコーンファーム代表の田所雅之氏をファシリテーターに迎え、4名のトップランナーが登壇しました。

加藤 大輔氏(清水建設株式会社 ​NOVARE ベンチャービジネスユニット  ビジネスクリエーショングループ グループコンダクター)

槌屋 詩野氏(Google 合同会社 Google for Startups 日本統括責任)

宮崎 祐史氏(ソニーグループ株式会社 Business Acceleration and Collaboration部門 Acceleration Service事業部 統括部長)

森 憲司氏(ヤマトホールディングス株式会社 イノベーション推進機能 マネージャー)

セッションでは「オープンイノベーションは何から始まるのか」という本質的な問いに対し、組織文化の壁をどう乗り越えるか、そして失敗をどう次の資産に変えるかといった、実践者ならではの視点が提示されました。また、スタートアップとの共通言語を作ること・属人的にせず組織として動く仕組みの必要性や、失敗を資産にするマインドの重要性が語られました。

参加者からは、「失敗してもいいからとにかく動く」という言葉に背中を押されたという回答が多数寄せられるとともに、「登壇者4名のリアルな悩みや取り組みが聞けた」「それぞれのカラーがあり、自社に置き換えて考えやすかった」との声が寄せられました。

2. グループディスカッション:テーマ別に見る共創の深化

参加者は6つのテーマに分かれ、専門のファシリテーターを交えたディスカッションを行いました。

【ディスカッションテーマ】

1. 企業内コミュニティ運営と文化変革

2. CVCの戦略的活用

3. Swing-by IPOにみる新たな連携モデル

4. スタートアップとの事業共創プロセス

5. 産学連携の最前線と課題

6. M&Aを通じた事業変革

    各グループでは、関心の高かった「社内調整の進め方」や「具体的な連携モデルの構築」について、企業間の垣根を越えた活発な意見交換がなされました。

    3. ネットワーキング

    プログラムの締めくくりとして、TIB 1階 Square2にてネットワーキングが実施されました。軽食を囲みながら、セッションでの学びを自社にどう持ち帰るか、あるいは企業間でどのような協力体制が築けるかといった、具体的な相談がそこかしこで見られました。

    アンケートでは、参加者から「他社の失敗談が非常に参考になった」「同じ悩みを抱える担当者と繋がれたことが最大の収穫」といった声が多く寄せられました。

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